➊畳(い草)による空気の浄化作用
い草の畳は空気を浄化する作用があります。東大工学部の研究により、大気汚染の原因となっている二酸化窒素をい草が吸着する事が立証されています。その効果は、60分でお部屋の濃度を10分の1に減らすほど高いものです。
また、シックハウス病の原因とされるホルムアルデヒド等を吸着する機能もあります。
❷畳(い草)による鎮静効果
畳のすがすがしく懐かしい香りはい草によるものですが、い草の香りには鎮静効果があります。
畳(い草)の匂いの研究では、「快い」と「自然」の中間の匂いにあたり、嗅覚的にも畳が優しい材料である事が報告されています。
❸畳床(土台)による断熱性と保温性
畳の厚さは5~6センチで、この畳床にはその材質に空気がしっかり詰まっています。空気は熱を伝えにくいという性質があり、畳は床下からの冷えた空気を断熱し、室内の熱を逃がさない羽毛布団などと同じ機能を備えてます。
だから暖かく心地良いのです。もちろんエアコンの冷房時にも断熱効果は活かされています。
❹畳床(土台)による吸音・遮音性
わら畳は優れた吸音・遮音性を持っており静かで優しい空間を作り出しています。
条件にもよりますが、フローリングのお部屋に比べて音の大きさは約半分になると言われております。
❺畳による湿度調整
畳1帖で約500ccの自然吸放湿能力があり、梅雨時期などの湿気の多い時期は水分を吸収し、冬の乾燥した時期などは蓄えた適度な水分を放湿して、快適な環境を保つ事ができます。